【失敗しない】VR映像の制作方法とは?費用相場や機材、内製と外注の違いも解説
「VR映像制作を自社に取り入れたいけど、制作方法や費用相場がわからない」という企業担当者様に向けて、制作方法や必要な機材、また自社制作・外注制作それぞれの費用についてご紹介します。さらにVR映像制作をする上で失敗しない方法についても説明します。
VR映像は、機材が揃っていれば自社制作が可能です。
しかし
「制作方法がわからない」
「費用はどのくらいかかるのだろう?」
という疑問をよく聞きます。
本記事では、
・VR映像の制作方法
・必要な機材や費用
はもちろん、
・外注で制作する場合の費用
・失敗しない会社選びのポイント
についてもご紹介します。
「自社でVR映像を取り入れビジネスに活かしたい」と考えている企業の担当者様は、ご参照ください。
VR映像の制作方法
- ①VR映像制作を企画する
- ②360度カメラで撮影する
- ③専用ソフトで編集する
- 制作過程をひとつずつ説明します。
①:VR映像制作を企画する
VR映像制作をする前に、VR映像を制作する目的を考えます。
VR映像のメリットは、視聴者の視点が360度自由で、リアルな体験を提供できることです。
ですので、VR映像で提供する価値があるのかをふまえて企画する必要があります。
VR映像制作にはコストがかかるので、コストをかけてでも視聴者の体験価値を上げることが重要かどうかを考えましょう。
次に、映像制作のターゲットを決め、具体的にどんな内容を届けたいかなどの詳細を決めます。
詳細が決まったら、登場人物の有無や背景などを元にカメラのアングルや構成を決め、必要であれば絵コンテや脚本も準備します。
撮影内容によっては、ロケ場所やスタジオを抑える必要もあるでしょう。
さらに、VR映像を制作するには機材の準備も必要なので、どんな機材を使用するのか確認しなければなりません。具体例については後述します。
イメージ通りのVR映像を制作するには、企画に力を入れることが大切です。
自社で制作する場合も、外注で制作する場合にも、明確なイメージを相手に伝えることが重要なので、じっくり時間をかけましょう。
②:360度撮影カメラで撮影する
企画が決定したら、VR撮影ができる360度カメラで撮影をします。
自社でVR映像制作をする場合は「GoPro MAX」というアクションカメラがおすすめです。
「GoPro MAX」は、一度の撮影で全方位の映像が録画できるだけでなく、手ぶれ補正機能が搭載されているので、初心者が使用しても手ぶれの少ない映像を撮影できます。
また、編集で後から視点や画質の変更ができるので、思い通りの映像を作ることが可能です。
さらに、複数台のカメラを使用することで、臨場感のあるパノラマ映像も撮影できます。VR映像制作に慣れてきたら、複数台のカメラを使用してみてもいいでしょう。
一方で、撮影時には撮影している本人や機材、不要なスタッフや通行人が写らないように配慮する必要があります。
③:専用ソフトで編集する
撮影した後は、編集作業に入ります。
360度カメラで撮影した映像を、VR映像に編集する作業をスティッチングといいます。
スティッチングでは、VR映像編集専用ソフトで以下の編集をおこない、より臨場感ある映像に仕上げます。
・動画をつなぎ合わせる
・明るさや音声の調整をする
・ブレの補正をする
VR映像制作に最低限必要な3つの機材
外注せずに自社でVR映像制作する場合、最低限必要な3つの機材は以下の通りです。
①VRカメラ
②VR対応の動画編集ソフト
③VRゴーグル
1つずつ説明します。
①:VRカメラ
VR映像を撮影するときは、前方だけでなく、背面や後方など上下左右360度撮影ができるカメラが必要です。
VRカメラで使用するカメラは、360度カメラ・全方位カメラと呼ばれています。
360度カメラには上下と水平方向を撮影できる全天球型と、上と水平方向が撮影できる半天球型の2種類あります。
安価なものから高価なものまで価格帯は幅広く、カメラの特徴を捉えて購入する必要があります。
初心者の場合は、撮影や編集のしやすさから、全天球カメラを選ぶのがおすすめです。
また、スマートフォンのカメラ部分に装着するだけで、VR映像が撮影できるレンズもあります。装着用レンズを使用すれば手軽にVR映像を撮影できます。
しかし、動画撮影が235度までしかできないなど制約があるので、使用する際には注意が必要です。
その制約の中でも希望する動画が制作可能かどうか確認してから使用を決めましょう。
②:VR対応の動画編集ソフト
VR映像の編集には、VR対応の編集ソフトを使用します。
スマートフォンのアプリでも編集は可能ですが、細かな編集や色調補正ができないなど制限があるため、パソコンで編集するのがおすすめです。
編集ソフトは有料のものの使用をおすすめします。
有料のソフトでは、直感的に作業ができたり、AIによる自動カットやテロップ入力などの機能が搭載されていることもあります。編集ソフトにこだわることで作業負担も大幅に削減できるのです。
③:VRゴーグル
制作したVR映像を確認するために必要なのがVRゴーグルです。
VRゴーグルがなくても映像の確認はできますが、VRゴーグルをつけた方が、実際の視聴環境と同じ状況で確認ができるので安心です。
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ここまで、VR映像制作に最低限必要な機材を3つご紹介しました。
他にも三脚やマイク、照明などがあるとより本格的な映像を撮影することができます。
機材が揃うことでクオリティの高い映像を撮影することが可能になります。
VR映像という特殊な映像だからこそ、クオリティには注意して機材の事前準備を行いましょう。
次に、VR映像制作にどのくらい費用が必要なのか、自社制作費と外注費をそれぞれ説明します。
自社制作と外注制作の費用相場
ここからは、自社制作と外注する場合の費用相場について説明します。
映像制作の方針決定のために参考にしてください。
VR動画を自社制作する場合
自社でVR映像を制作する場合、機材や編集ソフト、出演者や撮影場所により費用は変動しますが、「約15万円~」が目安です。
機材を購入した場合の費用の内訳は以下の通りです。
・360度カメラ:5~10万円程度
・編集ソフト:5万円程度
・音声機器(マイクなど):2万円程度
・三脚:1万円~
・照明機材:1万円~
・撮影場所(撮影場所を借りた場合のレンタル費用):数千円~
自社制作では制作費用を抑えられるメリットがある反面、制作費用に制作を担当する社員の人件費が上乗せされます。
また、機材を購入すればVR映像制作は可能ですが、片手間でできる作業ではありません。
ですので、通常の業務と並行して行う場合、社員の負担が大きくなるデメリットを頭に入れておきましょう。
さらに、VR映像制作に慣れていない場合、クオリティの高い映像を求めるのは難しいことを配慮しておく必要があります。
VR動画を外注制作する場合
続いて、外注で制作した場合の費用について説明します。
外注制作する場合、求めるクオリティや編集内容、映像の長さによって費用が異なりますが、「約20万円~」が目安です。
内訳は以下です。
・撮影:10~30万円
・編集:10~25万円
・音響など:5~10万円
・3DCG制作費:40万円~
3DCGと呼ばれる平面上の空間に奥行きを持たせる編集を使用すると、よりリアルな映像を制作できる反面、費用が数百万を超えることもあります。
他にもクオリティを求めれば求めるほど費用は高くなりますが、外注制作をすることで、自社制作に比べクオリティが保証されるメリットがあります。
大きなイベントや会場で活用するのであれば、クオリティの高さが必要となるので、外注制作を視野に入れてもいいでしょう。
ここまでVR映像の制作方法と費用について説明しました。
費用の比較と、メリット・デメリットを踏まえ、自社がどちらの方法でVR映像制作をすればいいのか考えるようにしましょう。
VR映像制作で失敗しない方法
VR映像制作で失敗しない方法は、企画にじっくり時間をかけることです。
企画がしっかり練られていなければ、どんなにお金を使ってもイメージした映像に仕上がらなくなってしまいます。
その他、自社制作の場合、外注制作の場合それぞれ、失敗せずにVR映像を制作する方法を紹介します。
自社制作:スケジュール調整をしっかり行い時間をかける
自社制作の場合、担当するスタッフは通常の業務と並行して撮影や編集をする可能性があります。
スタッフの負担が偏らないように、通常業務も含めてスケジュールを共有しながらVR映像の制作を進めましょう。
また、慣れないVR映像の制作は時間がかかってしまうことが予想されます。
担当するスタッフだけでなく、企業側も時間がかかると覚悟してVR映像制作に取り組むことをおすすめします。
外注:目的と予算に合った会社を選ぶ
次に外注先を選ぶときの失敗しない方法を紹介します。
自社の制作したい映像を明確にしてから、それに見合った外注先を選ぶことです。
外注先を選ぶときのポイントは以下の3つです。
・予算に合った外注先を選ぶ
・VR映像の規模に合わせた会社を選ぶ
・VR映像制作の実績で選ぶ
予算に合った会社を選ぶためにも、数社に見積もりを依頼しましょう。
やりとりをする中で、レスポンスの早さやスムーズさなど、予算以外の部分の比較ができます。
また、大小のイベントで使用するのか、Webブラウザ上で使用するのか、展示ブースで使用するのかなど、「どんな用途でVR映像を活用するのか」によって映像の規模が変わります。
VR映像の規模により費用も異なるので、どんな目的で使用するのかを明確にしてから会社を選びましょう。
さらに、VR映像制作会社の実績を確認することも大切です。会社によって得意分野があります。映像実績を確認し、自社がイメージするVR映像に近い会社を選ぶことでVR映像制作の失敗を防ぐことができます。
VR映像制作は内製化も可能だがクオリティを求めるなら制作会社に相談してみよう
VR映像の制作方法と、必要な機材、費用や制作上失敗しない方法についてご紹介しました。
カメラや編集ソフト、スマートフォンの進化により、VR映像制作は初心者でも可能になりました。
しかし企業で使用する場合、早急にVR映像が必要なときや、クオリティを求められることもあるでしょう。
そんな時は、映像制作会社に相談してみましょう。
弊社ファーストトーンでは、限定的なアングルだけではなく、3D空間内で視聴者が見たい場所を見られるようなVR映像を作れます。
また、VR映像内にテキストやURL、画像の追加などができるので、視聴者により細かな説明をすることが可能です。
ぜひ、下記リンクの制作事例を参考に気軽にご相談ください。
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監修者
医師
山田 太郎
山田 太郎は日本の著名な医師であり、糖尿病治療の専門家です。30年以上の経験を持ち、多くの患者を支援してきました。