【事例付き】アニメーション動画制作における7つのポイントと注意点
企業でアニメーション動画制作を行う際、押さえておきたいポイントには何があるのか。企業の担当者様向けに、映像制作時の注意点やポイントを7つご紹介します。
アニメーション動画をビジネスに活用する企業が増えていますが、実際に動画を用意するとなると、以下のようなことが気になるのではないでしょうか。
「制作時にどんなことを気をつければ良いのか」
「制作する前に抑えておきたいポイントは何があるのか」
本記事では、サービス紹介やブランディングなどでアニメーション動画の活用を検討している企業の担当者様向けに、制作時の注意点やポイントをご紹介します。
最初にアニメーション動画の特徴や種類について解説しますので、参考にして下さい。
アニメーション動画の特徴や種類
アニメーション動画とは、本来は動きのない文字やイラストなどに動きを加えて制作された動画です。
専用のソフトやツールで制作し、広告やブランディングなどさまざまな場面で活用されている映像手法の1つとも言えます。
また、アニメーション動画の種類で代表的なものは以下になります。
- ・モーショングラフィックス
- ロゴやフォント、図形などに動きを加えたアニメーション
- ・インフォグラフィックス
- 文字や数値情報をグラフや図表などを使って分かりやすく表現したアニメーション
- ・キャラクターアニメーション
- 簡単な線などで描かれたシンプルなキャラクターを活用したアニメーション
- ・ホワイトボードアニメーション
- ホワイトボードにペンでイラストなどを描いている課程を表現したアニメーション
- ・3Dアニメーション
- 立体的なイラストやグラフィックを用いて実写のようなリアル感を持たせたアニメーション
このように表現方法が多彩という点がアニメーション動画の特徴ですが、商品の魅力や情報などを分かりやすく伝えることができる方法として注目されています。
アニメーション動画制作時の注意点やポイント
アニメーション動画を制作する場合に、気をつけておきたいことやポイントについて7つご紹介します。
①ターゲットと目的を明確にしておく
②トンマナを合わせる
③完成イメージを適切に共有する
④表現や内容にこだわり過ぎない
⑤雰囲気や空気感は難しい
⑥共感が得られる工夫をする
⑦アニメーション動画だけでなくても良い
それぞれ、以下に解説します。
①:ターゲットと目的を明確にしておく
アニメーション動画を「誰に向けて」「何のために」制作するのか明確にしておくことは大切です。
はっきりとしたターゲットや目的が設定されていないと、視聴者に伝わるアニメーション動画にはなりません。
ターゲットや目的が明確にされていれば、それに合う表現方法やテイストでアニメーション動画を制作することができます。
例えば、アニメーション動画でキャラクターを設定する場合は、着ている服や言葉遣いなどをターゲットに合わせたものにします。
また、アニメーション動画の制作には、商品・サービスの説明や企業ブランド認知などさまざまな目的があります。
商品・サービスの説明が目的の場合は、インフォグラフィックスを活用すれば分かりやすく表現することができます。
企業ブランド認知が目的であれば、ブランドをイメージしたキャラクターを設定してアニメーション動画を制作するのも良いでしょう。
このように、ターゲットと目的を明確にしておくのは重要なポイントです。
②:トンマナを合わせる
トンマナとはトーンとマナーの略で、デザインやスタイルなどに一貫性を持たせることをトンマナを合わせると言います。
つまり、会社や商品などにあるブランドイメージに合ったアニメーション動画を制作するのがポイントです。
動画全体の印象や色味、演出などをブランドイメージと一貫性を持たせて、企業ならではの特徴を表現します。
例えば、IT企業が提供するサービスや商品が最先端技術を使ったものであれば、アニメーション動画も新しさを感じるテイストにします。
あるいは、老舗企業が長年扱っている商品であれば、落ち着いたデザインなどを取り入れて歴史を感じさせるアニメーション動画を制作します。
また、ブランドイメージだけでなく、ホームページやパンフレットなどの広告媒体ともトンマナを合わせることを検討します。
サービスや商品に関わる複数のコンテンツに一貫性を持たせることで、イメージが印象深くなり認知度アップが期待できます。
③:完成イメージを適切に共有する
アニメーション動画は、デザインを一から制作できて表現の自由度が高いという特徴があります。
そのため、アニメーションの動きや動画の雰囲気などが多種多様になり、完成動画がどのようなものになるのか、制作前の段階ではイメージをつかみづらい場合があります。
自社でアニメーション動画を制作するケースだけでなく、外注で依頼する際にも企画段階で完成イメージを共有します。
完成したアニメーション動画がイメージしていたものと違うことがないように、適切にイメージを共有することが大切です。
そのためには、動画の流れをイラストなどで説明した設計図である「絵コンテ」を活用します。
シーンごとの構図やキャラクターの動き、セリフや効果音など制作に必要な情報が載せてあれば、完成イメージも共有しやすくなります。
また、参考動画を用意してイメージを擦り合わせる方法もあります。複数の参考動画を使って、制作したい要素を示すだけでもわかりやすくなります。
このように、企画段階などで完成イメージを適切に共有できるように、絵コンテや参考動画を活用していくと良いでしょう。
④:表現や内容にこだわり過ぎない
アニメーション動画の表現は多岐にわたるため、どんな動画にすれば良いか迷ってしまうことがあります。
しかし、アニメーション動画を制作する場合は、必要以上に細かくこだわり過ぎないようにします。
例えば、キャラクターアニメーションを動画形式にしてから、目や手の形などを変更したいとこだわっても修正が難しい場合があります。
また、アニメーション動画はカメラマンやモデルなどが必要ないため、実写動画と比べると制作コストを抑えることができます。
しかし、アニメーションの動きに複雑さを求めたり、細かい部分まで描かれているグラフィックを制作しようとするとコストがかかる場合があります。
さらに、商品やサービス、企業情報などPRしたい内容を次々増やしていくと、それだけ動画の尺が長くなっていきます。
特に、アニメーション動画を外注で制作する場合は、動画の尺が長くなると費用が異なるケースも出てきます。
このように、扱う表現や内容は必要以上に拘り過ぎないことがポイントでしょう。
⑤:雰囲気や空気感は難しい
以下のような内容は、アニメーション動画で表現するのに難しい場合があります。
- ・アットホームな社内の雰囲気をアピールしたい
- ・魅力的な店内の様子を伝えたい
- ・滞在のしやすい観光地として宣伝したい
例えば、会社の採用動画としてアットホームな社内の雰囲気をアピールしたい場合は、アニメーション動画で伝えるよりも、実際に撮影を行って実写形式にしたほうが伝わりやすいでしょう。
また、洗練されたデザインの家具を多く扱っている店内の魅力を伝えたいという場合も、商品が置かれている映像を視聴すれば、雰囲気を知ることができます。
さらに、観光地でサービスを提供している人々の表情や人柄、その場所の空気感なども実写映像のほうが分かりやすくなります。
アニメーション動画で制作が必ずしもできないというわけではありませんが、リアルな様子が伝わるぐらいのクオリティーや表現技法が求められます。
このようにアニメーション動画では雰囲気や空気感を伝えるのが難しいため、実際にその場所へ行ったときにギャップや誤解などが生じないようにする必要があります。
逆に、特に伝えたいブランドイメージがはっきりしていれば、その部分をアニメーションによって、デフォルメしてよりわかりやすく伝えることも可能です。
⑥:共感が得られる工夫をする
アニメーション動画は、共感しにくいテイストになることがあります。
特にキャラクターを使ったアニメーション動画の場合は、視聴者の好き嫌いが出やすくなります。
アニメーション動画のテイストが視聴者にとって、好まれるようなテイストでなければ共感を得るのが厳しくなります。
人気があるような映画のアニメーション作品でしたら細部まで作り込まれていて、キャラクターに感情移入することもあるでしょう。
しかし、企業のビジネス向けアニメーション動画でそこまでのクオリティーで再現するのは難しくなります。
そこで、動画の制作前に設定したターゲットの好みを把握しておくことが必要です。
映画などの映像作品が好きなターゲットであれば、感情移入しやすくストーリー性を持たせて、テンポよく展開していくと続きが気になります。
また、ターゲットによっては漫画を使ったアニメーション動画を取り入れることもあります。
このような工夫をして、共感が得られる作品を制作していきます。
⑦:アニメーション動画だけでなくても良い
アニメーション動画だけで制作するのではなく、実写映像などを一緒に活用する方法があります。
例えば、店内の魅力を伝えたい場合は店内の様子を実写映像で伝えて、最寄りの駅から店舗までのアクセス経路をアニメーション動画を使って説明するような構成も検討します。
また、昔から今まで長い間ビジネスを続けてきた老舗企業が、会社や商品などの歴史を紹介したい場合は、制作に必要な内容を全て映像で残してあるとは限りません。
そこで、残っている映像や写真などを活用しながら、アニメーション動画も取り入れて紹介動画を制作する場合もあります。
このように、撮影が現在では困難な部分も扱いたい場合は、アニメーション動画で補う手段があります。
さらに、商品やサービスの使い方などに改訂や修正が入る場合は、実写映像を使うと撮影や制作の手間がかかります。
改訂や修正が入る部分をアニメーション動画で制作しておけば、部分的に差し替えて編集がしやすくなります。
アニメーション動画だけでなくても良いケースはありますので、柔軟に検討しましょう。
クオリティーの高いアニメーション動画制作はプロに相談しよう
以上、アニメーション動画制作時の注意点やポイントをご紹介しました。
アニメーション動画用のソフトやツールを用意すれば、自社で動画を制作することは可能です。
例えば、社内マニュアルなどを制作するケースで、クオリティーを求めないのであれば制作期間も長くかからずにアニメーション動画を用意することはできるでしょう。
しかし、動画制作経験がない場合は予想以上にハードルが高く、必要なソフトやツールを選定して使い方をマスターしなければなりません。
自社製品を社外に向けてアピールできるぐらいのクオリティーで制作するには、相応のスキルと経験が必要になります。
そこで、動画制作に熟知したプロに相談するのはいかがでしょうか。
弊社ファーストトーンでは、アニメーション動画など多様な映像制作の依頼を承っております。
また、アニメーションと実写を組み合わせた制作事例もありますので、ご覧ください。
Webや紙媒体も制作が可能ですので下記事例紹介を参考に、ぜひご検討ください。
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監修者
医師
山田 太郎
山田 太郎は日本の著名な医師であり、糖尿病治療の専門家です。30年以上の経験を持ち、多くの患者を支援してきました。