企業がテレビCMの動画を制作して得られる効果は?メリット・デメリットと費用相場を解説
- 01 テレビCMの種類
- 02 テレビCMを制作して得られる3つの効果
- 03 企業がテレビCMを制作する5つのメリット
- ①:幅広い年齢層に見てもらえる
- ②:印象に残る
- ③:購買意欲につながる
- ④:信頼感を得られる
- ⑤:ブランドイメージの向上に期待できる
- 04 企業がテレビCMを制作する3つのデメリット
- ①:コストが高い
- ②:費用対効果の測定がむずかしい
- ③:ターゲティングの精度が低い
- 05 テレビCMの制作にかかる費用相場
- 06 テレビCMの制作工程と費用内訳
- ①:企画・プランニング
- ②:ディレクション
- ③:絵コンテ(台本)作成
- ④:撮影
- ⑤:編集・MA編集
- 07 企業のテレビCMで成功している事例
- :BtoBのCM事例
- :BtoCのCM事例
- 08 視聴者の購買行動を促進するテレビCMにするには動画制作会社に依頼しよう
テレビCMの動画を制作して得られる効果と、メリット・デメリット、制作費用の相場について解説しています。また、企業が制作したテレビCMで成功している事例もあわせて紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。
インターネットが普及し、さまざまな媒体の広告が増えた現代においても、テレビCMの広告の影響力は衰えていません。
買い物中にどちらを買おうか悩んだとき、テレビCMで流れている方を選ぶ方もいるのではないでしょうか。
しかし、「企業がテレビCMを制作して、期待できる効果やメリットはあるのか」「費用相場がわからない」という企業担当者の方もいるでしょう。
この記事では、企業がテレビCMの動画を制作して得られる効果、メリット・デメリット、費用相場、成功事例について解説しますので、参考にしてみてください。
テレビCMの種類
前提知識として、テレビCMの種類からお伝えします。
テレビCMとは、テレビ番組の前後や途中で放送される広告のことを指し、「タイムCM」と「スポットCM」の2種類があります。
タイムCMは、企業が番組のスポンサーとして放送するCMのことで、番組の視聴者層に合わせたCMを放送できるのが特徴です。
基本的に契約期間は最短6カ月と長く、時間をかけて認知度を広めたいときに適しています。
スポットCMは、テレビ番組を指定せずに放送される15秒CMのことです。タイムCMと異なり、短期間で契約できるので、新商品やキャンペーンに適しているCMです。
では、企業がテレビCMを制作して得られる効果は何でしょうか。
テレビCMを制作して得られる3つの効果
企業がテレビCMを制作して得られる効果は3つあり、「3つのUP効果」と呼ばれています。
・Speed UP…より早く届けられる
・Scale UP…より広い範囲に届く
・Interest UP…興味関心を呼び起こす
テレビは各家庭への普及率が高いため、テレビCMはデジタル広告や紙媒体の広告と比べて、スピード感をもって情報を届けることができます。
また、テレビCMは受動的なメディアといわれており、メインターゲット以外の層に情報を届けることが可能です。
なんとなくテレビをつけているだけで情報が入ってくるので、関心のなかった商品や企業の情報も記憶に残ります。
テレビCMを制作することで、幅広い層にスピード感をもって届けられるため、企業にとってテレビCMの制作はメリットばかりです。
しかし、デメリットもあるので、メリットとあわせて紹介します。
まずはメリットについてです。
企業がテレビCMを制作する5つのメリット
企業がテレビCMを制作するメリットは、以下の5つです。
- ①幅広い年齢層に見てもらえる
- ②印象に残る
- ③購買意欲につながる
- ④信頼感を得られる
- ⑤ブランドイメージの向上に期待できる
1つずつ解説します。
①:幅広い年齢層に見てもらえる
スマートフォンやタブレットが普及している中でも、テレビは根強い人気を誇ります。
とくに2人以上の家族で生活している場合、年代、性別問わずに幅広い層に見てもらうことが可能です。
興味のないテレビ番組であっても、家族が見ていると、なんなく見てしまう人もいるでしょう。
多くの人に見てもらえることで、新たなターゲットの開拓にもつながります。
②:印象に残る
テレビCMは、15秒から最長90秒と短いにもかかわらず、キャッチコピーの使用や音楽により、印象に残りやすいのが特徴です。
テレビCMは、短時間で印象を残せるかを重視して制作されています。
そのため、テレビCM自体は短いですが、繰り返し放送されることもあり印象に残りやすいです。
③:購買意欲につながる
テレビCMの特徴は、買ってほしいというメッセージではなく、「買うとこんないいことがありますよ」というベネフィットを提示して制作されています。
また、買い物中に似たような商品のどちらを買うか迷った場合、CMを思い出して購入を決める人もいるでしょう。
さらに、好きな俳優やアーティストがテレビCMに起用されているという理由で商品を選ぶ人もいます。
④:信頼感を得られる
テレビは昔からあるメディアなので、信頼性が高いメディアです。「テレビCMで流れている」からこの企業・商品は安心できる会社だというイメージを持つ人もいるのではないでしょうか。
テレビCMは、表現の正確性や倫理性・正しいサービスをおこなっている事業であるかなどをチェックして制作されています。
厳しい考査に通過している時点で企業の質が担保されているといえるでしょう。
⑤:ブランドイメージの向上に期待できる
企業がテレビCMを制作することで、競合他社との差別化が図れ、ブランドのイメージ向上になります。
また、企業のCSR活動を押し出すテレビCMを制作することで、企業の価値を向上させる効果も期待できます。
CSR活動とは、「企業が組織活動をおこなう上での社会的責任」のことです。社会課題に対して活動しているテレビCMを制作することで、企業全体のイメージの向上につながります。
企業がテレビCMを制作するメリットについて紹介しました。
テレビCMを制作することで、認知度の向上が図れ、結果的に企業利益につながります。
メリットづくしのように思えるテレビCMですが、デメリットは何でしょうか。
企業がテレビCMを制作する3つのデメリット
企業がテレビCMを制作するデメリットは、以下の3つです。
①コストが高い
②費用対効果の測定がむずかしい
③ターゲティングの精度が低い
1つずつ解説します。
①:コストが高い
テレビCMは、新聞や雑誌などの媒体と比べてコストが高いです。また、テレビCMは制作費以外に、テレビ局に支払う放送費がかかります。
放送費は、テレビCMを放送する局や回数により異なりますが、一般的には数百万以上かかります。
ですので、テレビCMを制作するのは、ある程度予算が用意できる企業に向いている施策といえます。
②:費用対効果の測定がむずかしい
テレビCMは、世帯視聴率や延べ注視率などで視聴効果を測定することが可能です。しかし、視聴した人の何%が購買行動に移したかをはかるのがむずかしいというデメリットがあります。
正確な数値が測定できないので、テレビCMを制作したとしても、商品の購入やサービスにどれだけの影響を与えたのかを知ることはむずかしいでしょう。
③:ターゲティングの精度が低い
テレビCMは、幅広い層に届けられるメリットがある反面、ターゲティングの精度が低いというデメリットがあります。
購買につながらない層にまで商品やサービスの訴求が届いてしまうため、コストが余分にかかっているとも言えます。
テレビCMは、制作にコストがかかるわりに費用対効果の測定ができないので、予算をさけない企業は、テレビCMを制作するのがむずかしいでしょう。
以上、企業がテレビCMを制作するメリット・デメリットについて紹介しました。
では、実際にどのくらいの金額でテレビCMを制作できるのでしょうか。
テレビCMの制作にかかる費用相場
テレビCM制作の費用相場は、100万〜5000万円と幅広いです。
アニメーション・既存素材の編集のCM | 50万~200万円 |
一般的なテレビCM | 100万~500万円 |
ハイクオリティなCM | 500万~5000万円以上 |
テレビCM制作の費用相場に差が出る理由は、CMのクオリティによるもので、起用する出演者やCM内容によって金額が変動します。
アニメーションや既存素材を編集するテレビCMは、ナレーションやBGMをつけて制作するので、比較的安価で制作できます。
一般的なテレビCMは、無名タレントや企業の社員が出演することでハイクオリティなCMに比べると制作費用を抑えられます。
ハイクオリティなCMは、費用相場が500万〜5000万円以上となっています。
理由は、以下の通りです。
・3カ月以上の制作期間により人件費などがかかる
・ロケーションにこだわり海外で撮影する
・CGなど高性能な機材を使用する
・知名度がある著名タレント起用する
ハイクオリティなCMはコストがかかりますが、インパクトがあるので結果的に費用に見合う効果が期待できます。
費用相場がわかったところで、費用の内訳はどのようになっているのかを紹介します。
テレビCMの制作工程と費用内訳
テレビCMの制作は、さまざまな工程を経て制作されているので、工程が増えるほどコストがかかります。
テレビCMの制作工程は以下の通りです。
①企画・プランニング
②ディレクション
③絵コンテ(台本)作成
④撮影
⑤編集・MA編集
各工程の具体的な作業内容と費用相場について、1つずつ解説します。
①:企画・プランニング
企画・プランニングの費用相場は、10万〜35万円と幅広いです。企画は、競合他社のマーケティング、CM全体の構成などを決める重要な工程です。
テレビCMの制作は、企画からはじまります。テレビCMを制作する企業と打ち合わせをして、目的やコンセプトの方向性を決めます。
CMプランナーやクリエイティブディレクターなどとCMの大枠をすり合わせたら、誰を起用し、どこで撮影するのかなどを具体的に決めていきます。
②:ディレクション
ディレクションの費用相場は、5万〜25万円です。
ディレクションの役割は、撮影に必要なカメラマンやヘアメイクを集めたり、撮影場所やスケジュールの確保や調整をおこないます。
タレントを起用する場合は、所属事務所とのやり取りも担います。
③:絵コンテ(台本)作成
絵コンテの費用相場は、5万〜10万円です。
絵コンテとは、CMの台本です。動画制作会社が制作し、絵コンテを元に動画内容の詳細を決めていきます。
④:撮影
撮影の費用相場は、20万円以上です。
スタジオ撮影、ロケーション撮影、ロケセット撮影など撮影方法により相場は異なります。
費用は、スタッフの人件費だけでなく、使用する機材の費用も含まれます。海外で撮影したり、高性能な機材を使用することで費用は大きく変動します。
⑤:編集・MA編集
編集・MA編集の費用相場は、15万〜40万円です。
費用相場は、編集する動画の長さや難易度によって異なります。
撮影した動画をつなぐ作業からはじまり、CMの流れを確認したりして修正をおこないます。
編集が終わるとMA編集といってBGMや効果音、ナレーションをつける作業をおこない、音質などのバランスを調整します。
使用する音源などにより著作権料なども必要になる場合があります。
以上、テレビCMの制作工程と費用内訳について解説しました。
テレビCMを制作するにはさまざまな工程があり、かかわる人数や期間、起用する人、撮影場所、編集内容などによって費用が変わります。
自社がかけられる予算を把握して、無理のない範囲でテレビCMを制作しましょう。
企業のテレビCMで成功している事例
最後に、企業のテレビCMで成功している事例について紹介します。
:BtoBのCM事例
BtoBのテレビCMは、企業に向けたサービスや製品の活用メリットを紹介することを目的としています。
①BIZREACH
BIZREACHのCMは、企業の経営者やマネージャー層など、人事にかかわる人を狙って制作されています。
BIZREACH様:https://btobmarketing.tmedia.co.jp/column/detail/60/
②Sansan
SansanのCMは、企業がサービスを利用することでどんなメリットがあるのか、会社内の「あるある」を用いた内容が印象的なCMです。
Sansan様:https://www.youtube.com/watch?v=WnDNMqz4nV4
:BtoCのCM事例
BtoCのテレビCMは、企業が商品やサービスを消費者に紹介することを目的としています。
①UberEats
有名ヴァイオリニストの葉加瀬太郎さんとムックという意外な組み合わせと、最後に笑いがあり内容が印象に残ります。
UberEats様:https://youtu.be/WBY2MddHbAs
②au
昔ばなしのキャラクターになじみがあるので、視聴者に印象付けしやすく、「三太郎シリーズ」としてシリーズ化されている人気のテレビCMです。
au様:https://www.youtube.com/watch?v=jgRprfhr5Wc
視聴者の購買行動を促進するテレビCMにするには動画制作会社に依頼しよう
企業がテレビCMを制作を制作することで得られる効果とメリット・デメリット、費用相場について紹介しました。
テレビCMを制作して放送すれば、企業の商品やサービスを幅広い層に届けることができ、利益にもつながります。
また、年代・性別に問わず認知してもらえることで、新たなターゲット開拓やブランドイメージの向上など、さまざまな効果が期待できます。
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監修者
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山田 太郎は日本の著名な医師であり、糖尿病治療の専門家です。30年以上の経験を持ち、多くの患者を支援してきました。