【配信の質アップ】ライブ配信に必要な3つの機材とインターネット設備を紹介
ライブ配信に必要な3つの機材とその種類、設備について解説しています。企業内でライブ配信を検討しており、配信の質を上げたい場合はご参照ください。
ライブ配信を自社で行う際に、必要な機材や設備にはどのようなものがあるのでしょうか。
最低限必要なものや配信の質を上げるために用意するものなど、ライブ配信の準備について悩んでいる企業の担当者様向けに解説します。
最初にインターネット回線設備、次いでライブ配信に必要な設備について取り上げますので、本記事を検討の参考にしていただけると幸いです。
配信の質を上げるポイントはインターネット回線設備
リアルタイムで行われるライブ配信はインターネットを介して配信されますので、回線の速度と安定性はスムーズな映像やクリアな音声を届けるのに重要なポイントです。
必要な3つの機材を紹介する前に、インターネット回線設備を整えることの重要性について解説します。
インターネット回線設備に注目すると、配信側と視聴者側に分類されます。
そのうち配信側は上りと下りの2種類、視聴者側は下りの1種類がライブ配信で関連する部分です。
・配信側→上り→配信サーバー→下り→視聴者側
・配信側←下り←配信サーバー
まず、ライブ配信を実施する側で上り方向のネット回線を使用して、映像や音声を配信サーバーに送信します。
それから、映像や音声が正しく配信されているかを確認したり、動画配信プラットフォームの管理画面にアクセスして開始や終了などの操作を配信中に行うときに、下り方向のネット回線を使用します。
また、視聴者側では、ライブ配信を視聴するときに下り方向のネット回線を使用することになります。
ライブ配信では、主に配信側のネット回線に関して、上り方向の速度や安定性は確認しておきましょう。
例えば、速度はスピードテストサイトなどを確認して、5Mbps以上を確保できていると安心です。
安定性については既存の回線に加えて専用回線を用意し、LANケーブルなどの有線接続をするパターンがライブ配信に最適です。
2回線を使用せずに1回線のみでライブ配信を実施する際は、配信用の専用回線を用意して使用すると安定性が増しますが、既存回線を使用する場合でも有線接続が理想的です。
しかし、新たに回線を用意するコストなどもかかりますので、予算も考慮して検討しましょう。
モバイル端末で配信する場合はWi-fiなどの無線接続をすることがありますが、回線接続が不安定になることもありますので、有線接続用のアダプターなどを用意します。
視聴者側が下り方向のネット回線について、視聴する端末や回線がライブ配信に対応しているかどうか確認できるURLを、あらかじめ知らせておくと親切です。
ライブ配信に必要な3つの機材
次に、ライブ配信に必要な機材について、カメラ、三脚、マイクの3点をご紹介します。
①:カメラ
1つ目、カメラです。
スマートフォンやパソコンに付属しているカメラでもライブ配信はできますが、1人で小規模な配信をアプリなどのプラットフォームで行うような、個人的なライブ配信が限界でしょう。
小規模であってもセミナーをライブ配信するようなケースでは、専用のカメラを用意したほうが安心です。
ライブ配信で必要なカメラは、主に以下のような種類があります。
・Webカメラ
・ビデオカメラ
・一眼レフカメラ
パソコンに接続して使用するWebカメラは、比較的安価で購入できるのが特徴の1つです。USB接続をして手軽に使用できますので、試しにライブ配信を行いたいときには適しています。
画質は物足りない場合があるかもしれませんが、高画質なWebカメラも最近は出てきています。
また、デジタルズームやオートフォーカス機能などが搭載されている機種もありますが、一眼レフなどと比較すると性能の差がありますので、屋内での使用が限界です。
ビデオカメラはWebカメラよりも鮮明な映像で、ライブ配信を行うことができます。
屋外でも動きのある映像を撮影することが可能で、Webカメラでは難しい明かりの少ない場所でも比較的撮りやすくなっています。
さらに、ズームやオートフォーカス機能、手振れ補正などが搭載されている機種であれば、歩きながら撮影する場面でも対応することができます。
ビデオカメラは動画撮影を行い、一眼レフカメラは写真撮影というように用途で分けることもありますが、一眼レフカメラも動画配信方法の1つです。
特徴として、一眼レフカメラはレンズ交換ができるという点があります。遠くのものを映像にしながら配信する場合は望遠レンズを使うなど、用途によっては一眼レフカメラも検討しましょう。
また、暗い場所でもノイズをおさえて撮ることも可能ですが、撮影時間は30分程度が限界のものが多く、それ以上の時間で配信したい場合はビデオカメラが向いています。
ライブ配信に使用するカメラには以上のような種類がありますが、手元だけを撮影したり解像度に拘らないのであればWebカメラを主に検討しましょう。
セミナーなどの登壇者とスライド映像を撮影するような場合は、一眼レフやビデオカメラなどの高画質なカメラを選ぶようにしましょう。
さらに、Webカメラ以外のカメラをライブ配信で使用する場合はHDMI接続ができるかどうか、充電しながら撮影が可能かの2点は確認が必要です。
②:三脚
2つ目、三脚です。
カメラマンが歩いて撮影する場合など、カメラを固定しなくてもライブ配信をすることはできますし、その方がいい場合もあります。
しかし、三脚はライブ配信をするときにブレなどを防止して視聴しやすくしてくれますので、視聴者側の視聴負担が減ります。
負担のない配信ができると、より長く視聴してくれますので三脚はできるだけ用意しておきましょう。
Webカメラでも卓上用三脚のような小型のものが付属しているタイプがありますが、ビデオカメラや一眼レフカメラは三脚が付属していないため、カメラとは別に購入を検討します。
三脚に関しては、主に以下のポイントに注目しましょう。
・重さ
・雲台
・ビデオ三脚
三脚の安定性を考える場合は積載重量に注目します。カメラ本体とレンズなどの重量と比較して、三脚の最大積載重量に余裕があるタイプが安心です。
また、三脚自体の重さについては軽量タイプでしたら持ち運びに便利ですが、1kg〜1.5kgぐらいの重さがあれば安定性に欠けることなく使用可能です。
さらに、カメラの向きなどを調整できる、三脚の雲台についても注目しておきましょう。
雲台は三脚にカメラを固定するパーツのことですが、上下左右にカメラの向きを変えることができる2WAY、上下左右とカメラ本体を縦横に変えられる3WAY、どの方向や角度にも変えられる自由雲台の3種類が主なタイプです。
ライブ配信で三脚を使用する場合は、雲台を別に購入する必要はなく三脚に付属しているもので充分ですが、配信する映像に合わせてどのタイプの雲台かは確認しておくと良いでしょう。
通常の三脚はカメラをあまり動かすことなく固定して動画を撮影する場合や、写真撮影の場面で使用するのに適しています。
それに対してビデオ三脚は動画撮影に最適化されたタイプで、カメラを滑らかに動かして撮影することができる三脚です。
カメラを動かす機会がない配信であれば一般的なタイプの三脚で問題ありませんが、カメラの向きを配信中に変える必要がある場合は、ビデオ三脚を使う方法があります。
比較的軽い力でもカメラの向きをスムーズに変えることができるビデオ三脚であれば、映像を見やすく配信できます。
③:マイク
マイクはライブ配信の規模に限らず用意しておきます。
ここでは、以下の3つについて主に取り上げます。
・種類と指向性
・接続
・スタンド
マイクの種類については、コンデンサーマイクとダイナミックマイクに注目します。
コンデンサーマイクは音を拾う範囲が比較的広くなっているため、マイクの場所をあまり気にせずにライブ配信が可能です。
このタイプはレコーディングなどにも使われますので、音のニュアンスや空気感といった細かい部分まで拾うことができますが、価格は比較的高いものが多くなります。
一方、ダイナミックマイクは近くの音を拾うのに適しているタイプです。話す人があまり動かずに固定して使用するような場面で使いやすいマイクです。
耐久性に優れていて、価格も比較的安価なものがあります。そのため、扱いやすいマイクですが高音質なライブ配信を行いたいときにはあまり向きません。
マイクの指向性に関しては、単一指向性マイクと全指向性マイクに分けられます。
単一指向性マイクとは1つの方向から音を拾うようになっていて、他の方向からの音はカットしたり雑音を拾いにくくなっているマイクですので、登壇者が1人で話す声を拾いたい場合などに最適です。
全指向性マイクは周辺の音を同じ感度で拾うようになっていて、広範囲で使えるマイクですので複数人で話す声を拾いやすいタイプです。
次に、接続についてはパソコン以外の機器でも使えて比較的安価な3.5mmステレオミニプラグ接続や、面倒な手間がなく使いやすいUSB接続があります。
さらに、音質を重視したい場合はXLR接続対応のマイクが最適ですが、パソコンに端子がないことが多く、オーディオ機器とパソコンを接続するオーディオインターフェースなどが必要になるためコストがかかります。
最後に、ライブ配信で使用するマイクスタンドとしては、上下の高さ調節が可能で立った状態でライブ配信を行うときなどに最適なストレートスタンドがあります。
他には机の上などに設置して会議やナレーションなどの用途に使いやすく、コンパクトに折り畳んで持ち運びにも便利な卓上スタンドがあります。
また、机に挟んで使用するデスクアームは、マイクをカメラに映らない位置に固定できたり卓上スペースを確保することができます。
このタイプはマイクの位置を変えやすく、作業をしながら配信する場合などに適しています。
手間や予算を省くためには制作会社に依頼すること
以上、ライブ配信に必要な機材や設備についてご紹介しました。
機材に関しては他にも、パソコンやHDMIの映像を認識させるキャプチャーボード、映像を切り替えるスイッチャー、複数台のマイクなどを接続するのに必要なオーディオミキサーやインターフェースがあります。
ライブ配信をする状況や予算を含めた上で、使用する機材や設備の検討が必要です。
そういった機材を用意する手間や予算を省きたい場合は、映像制作会社などに依頼すればそれが可能になります。
弊社ファーストトーンでは撮影・録音機材、編集機器からドローンまで最新の機材・機器を導入し、制作だけでなく現場オペレーションなどの相談も承っておりますので、ぜひご検討ください。
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監修者
医師
山田 太郎
山田 太郎は日本の著名な医師であり、糖尿病治療の専門家です。30年以上の経験を持ち、多くの患者を支援してきました。